艦載機の迎撃数と対空カットイン

たまに空母が置物化して、先制の航空攻撃での被弾表示がなかったり(ミスとさえ出ない)、砲撃戦時の二次攻撃で攻撃してこないと言ったことが起こります。これはどの程度の確率で起こり、どの程度に期待値を高められるのか。

対空カットインについての価値を考える上でも、艦載機の迎撃に関してじっくり考えたいと思っていました。

対空カットインの実際の効果を簡単に説明すると、全ての艦載機スロットから艦載機を最大で8ほど落とすだけであり、これだけでどうなるというものでもない。

しかし、艦載機をゼロにして置物にするチャンスを高めてくれるようです。

スロット内の艦載機数については、軽空母ヌ級で22、ヲ級で32〜36ともいわれ、棲鬼(姫)などになると100機を超えていることもあります。

出典は・・・不明。解析かな

ここでは、棲鬼などを止めることは期待せず、フラヲの36機スロット、または1-6などで出会うヌ級の22機スロットを空にできるんじゃないかと考えて計算してみた。

艦載機撃墜のプロセスは

1.艦戦による制空戦闘 (確保で0〜90%撃墜?)
2.対空砲撃による割合撃墜 (成功率50%)
3.対空砲撃による固定数撃墜 (成功率50%)
4.対空カットインによる全スロット一斉撃墜(発生率50%程度)
5.最低保証1機撃墜

このような内容で、上から順に処理されていき、艦戦を多く用意して制空確保にしてさえ、どの程度撃墜してくれるかはランダムとなってしまい、その後の対空による撃墜も成功率はおおよそ5割程度と言われています。

順に内容を軽く説明すると

1.艦戦による制空戦闘

確保でなら0〜90%、優勢なら0〜80%程度の中でのランダムな割合で撃墜。平均して確保で45%、優勢で40%程度になるのだとか。

2.対空砲撃による割合撃墜
相手の攻撃機類(攻撃機爆撃機、航巡の水上爆撃機のみ)スロット1つにつきこちらの艦(空母から駆逐艦、潜水艦まで全て)のいずれかから1隻が選ばれ、その対空+装備の対空値に補正を加えた数値(通称加重対空値)で撃墜率を計算。制空戦闘の後の残りに対して撃墜できる割合を計算。成功、不成功はは1スロットごとに判定し、成功率は50%程度。
この艦の割り当ては「1スロットに対してどれか1隻」であり、1隻が担当できるのは1スロットではない・・・つまり全てのスロットを秋月が担当する可能性もある。
秋月単艦に対し空母で攻撃をした結果2000ほどのボーキが吹き飛んだ記事があったのですが、それは秋月単艦という編成が対空射撃においてはきわめて有効であったためです。
もちろん、秋月1隻では対空が高いだけで戦闘力には乏しいため、航巡に瑞雲1枠のせて制空確保して弾着でボコれば楽勝なわけですが。

3.対空砲撃による固定値撃墜

スロット1つに対して(割合とほぼ同)
対空値には艦隊対空値という陣形補正を含んだ数値を含めて計算され、決定された数値だけ艦載機を減らせる。成功率50%

4.対空カットイン
成功率は検証結果では52〜56%程度。
カットイン装備の編成によって50%に若干のプラスの補正が上乗せされるのだろうか?

成功すればカットイン装備の編成次第で2〜8機が撃墜される。

さらに、この後で最低保証撃墜数と呼ばれる1機の撃墜が行われる。


はじめに入る2種類の割合撃墜は多くの艦載機を落とせるチャンスではありますが、スロット最大数に対する割合ではなく現在の残数に対する割合で計算するため、原理上これだけではスロットを空にはできません。

空にするためには割合で数を減らした後に、対空固定数撃墜で全スロットの撃墜に成功するか、または対空カットインを発生させるしかありません。

固定数撃墜で複数のスロットに対し、ひとつずつ1/2の確率の撃墜を成功させていき、全てのスロットをカラにする・・・ということの難しさを考えれば、対空カットインなしで空母を置物にすることはかなり低い確率になることが伺えます。

対空カットイン可能な艦を2隻入れた場合、対空カットインの発生率は結構上がっている気がしますので、そのときの対空カットイン成否判定50%を2回続けて行っていると仮定すると、2回ともに失敗する可能性は25%。つまり75%で成功するということ・・・でいいのかな?。

制空戦闘や対空射撃で艦載機を減らして、最後に対空カットインが出れば、スロットを空にできる可能性も出てくるといったところでしょうか。
(対空カットインが出ても艦載機ゼロになるとは限りませんし、対空カットインが出なくても艦載機ゼロになることもあったような・・・という気もしている)

実際にどの程度の確率で艦載機ゼロにできるのか。5-1-1あたりでヌ級elite(flagship)1隻と戦えるようなので、あとでちょっとこいつに挑戦してみましょうか。